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社長の不定期日記

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見学その1 バイオ乾燥機

久しぶりに現場に行ってきました。
木材を乾燥するにはいろいろな方法があります。
昔は天然乾燥といって、自然に空気にさらして乾燥したものです。
今は機械的に、強制的に乾燥をしていきます。
木が含水率25%を切る辺りから木材が変形を始めます。
それが反りや隙間として現れます。
木材を安定させるのが、乾燥ということになります。
乾燥には高温乾燥や蒸気乾燥や燻煙乾燥やいろいろありますが、それぞれに長所も欠点もあります。
 
バイオは初めて見学しました。
 
1乾燥小屋_20160826
 
この仕組みは外部も内部も板張りです。
写真のとおり、外部に湿気が出てきていて、濡れています。
 
2バイオ乾燥_20160826
 
この乾燥の特徴は
従来の化石燃料を使い高温で乾燥するシステムとは違い、バイオの力で水分を移動させて乾燥します。
熱源は電気のため、低コストで環境にも優しい乾燥機です。
また、細胞を破壊しないので木自体にも優しく、本来の特徴のまま乾燥できます。
 
熱源はこんな小さなヒーターが6台
 
3ヒーター_20160826
 
今日はついているのは2台だけでした。
 
高温でないため、丸桁のようなものも乾燥できるのです。
割れも入らずに含水率を下げられるのです。
 
4丸桁_20160826
 
欠点は乾燥に時間がかかることです。
仕上がりはこんな感じです。
 
5仕上がり_20160826
 
高温での乾燥は、木が焼けた感じになり、ひどい場合はぱさぱさ状態になります。
細胞を破壊しないというのは、仕上がりを見ても感じ取れます。
 
高効率を目指す乾燥には向かないでしょうが、茶室やお寺のような建物には一番いいと思います。
現に東大寺や旧浜離宮には、この乾燥技術で納められているのです。
 
aaa_20160826
bbb_20160826
 
最近はCLTといって、木材で5階建てくらいまでの建築を造れるように技術開発がされています。
今度の東京オリンピックでも国立競技場はじめ、木造の建築物が増えると思います。
木を生かすには乾燥技術は必須の条件です。
木の用途が広がることは楽しみですね。

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