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社長の不定期日記

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その他の被災地をみて

今回は陸前高田以外のところも訪問しました。
いつもはピンポイントでとんぼ返りでしたが、2日目も日程に入れての旅でした。
陸前高田のつながりは隣町の住田町に友人がいたからでした。
その住田町の庁舎は木造建築で、この業界では注目されていました。
建築の賞をいくつも受賞していて、以前から見てみたいと思っていました。
 
1 住田庁舎外観_20170216
2 住田庁舎内部_20170216
3 住田ホール_20170216
 
この建物は3,000m2近い木造で、日本でも珍しい建物なのです。
友人は製材会社で地元の名士なので案内は副町長が出てこられました。
住田町では消防署も図書館も今後はすべて木造で建設するようです。
 
次に宮城県で被害が大きかった南三陸と女川、石巻に向かいました。
南三陸は地盤かさ上げは陸前高田と一緒で、町のほとんどがかさ上げしていました。
初めて行ったのですが、想像以上の被害と感じました。
その中で3月末オープンのさんさん商店街が急ピッチで仕上げをしていました。
 
4 南三陸商店街_20170216
 
これは先月末にセミナーで隈研吾さんが監修している施設と聞いていたので、どうしても見たかったのです。
地元の木をふんだんに使い、温かみのある商店街が作られています。
出来上がったらもう一度いってみたいですね。
 
女川も被害は甚大だったようですが、復興はかなり進み、どこが被害を受けたのかと思うくらい復旧していました。
これは原発の女川ならではの財政なのかと思ってしまいます。
 
5 女川駅_20170216
 
2年前の鉄道の開通はかなり報道されました。
 
ここは被災直後「ゆめハウス」建設するときにデッキを施工した縁でつながっています。
デッキは社員がボランティアで行きましたが、僕はまだ一度も行っておらず今回が初めてでした。
最初の施設を移した時にも、二度目のデッキ施工に行きました。
 
6 ゆめハウスデッキ_20170216
7 ゆめハウス水位_20170216
 
ここは元は漁業用の倉庫で、津波の水位が屋根の下まで来たようです。
そこを居住はしないという条件で仮設住宅に住んでいる人たちに仕事の場を提供しているのです。
商品は布ぞうりから始まり、今はイチジクを栽培しお茶やスイーツにしたり、食堂を運営したりと活動しています。
 
8 女川商品_20170216
 
ぞうりは自分の着古しのTシャツを送ると草履にしてくれるのです。
もう4千足程の草履を届けたそうです。
 
この日は年に一度の慰安会兼ねた新年会でした。
 
9 八木新年会_20170216
10 新年会余興_20170216
 
飛び入りでしたが、もう2回もデッキを作ってきた中なので、大歓迎されました。
食事を頂きながら皆さんと話しをしていたら、最高齢者90歳、この方は草履を1千足以上作られて一番の提供者だそうです。
病院の食事を作っていた80歳の方は、津波に流されたけど奇跡的に助かったとか。
生かされた命だから、精一杯お返ししますと話していました。
どの人も震災があって知り合えた今が幸せですというのです。
仮設で知り合い、八木さんが仕事を作ってくれたから、今元気に楽しくやれているというのです。
そして年間の売上では1千万近くを売上げ、20人くらいの方々に給与が支払われているというのです。
復興はお恵みではなく、自活する仕組みを作らないといけないとつくづく思いました。
それを実践している「コミュニティハウス うみねこ」の活動は特筆です。
 
女川に行く途中、石巻の大川小学校に寄りました。
 
11 大川小_20170216
12 大川小倒壊_20170216
13 大川小石碑_20170216
 
ここはよくニュースでも取り上げられ、その後の裁判でも昨年に行政側に過失があったとの判決がでた現場です。
校庭に集まった生徒78名中74名、教師11名中10名が亡くなるという戦後最大の惨事となりました。
現地をみて、石碑の後ろはすぐ山で、なぜ山に逃げなかったのかと思うほどですが、その時の状況は僕らには判断つきません。
今後起こるであろう大災害に、常に自分たちの行動を繰り返し検証しておくことは大事でしょう。
 
今回いろんな方々にお会いしてお聞きしたのと、陸前以外も見て感じたのは、どこも必死に明日に向かって努力している姿です。
でもこの先に明るい未来を描いているとばかりは言えず、不安との背中合わせと感じました。
だからこそこの先私たちは忘れることなく、寄り添い自分たちでできる支援の方法で継続することだと思います。
長い長い道のりだと感じました。
これからも一緒に支援の輪を広げていきましょう。

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