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社長日記|株式会社キリガヤ代表取締役 桐ヶ谷覚より皆様へメッセージ2011年度版

注文住宅のキリガヤ 社長日記
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最新の日記

『大地震から10日』

毎日ニュースに釘付けの日々です。
被災地の惨状には心痛めるばかりです。
原発も、最悪の事態を切り抜けられそうな報道にホッと安心を覚えるのは皆さん同じでしょう。
今回は鉄道の全面運休や、計画停電などとこれまで経験したことのない事態の連続に、いかに社員や家族の安全を優先するかで配慮しました。

しかし被災地の方の苦労を思えば、なんと恵まれていることかと思わざるを得ません。
震源地の場所がちょっと動けば、私たちがこのような状況になることは十分ある訳です。
まだ当分この状態は続くでしょうが、国がひとつになり難関を切り抜けていかなくてはなりません。

今回は我々の業界の現状をご報告致します。
建築資材も大混乱です。
ニュースには出てきませんが、建築関連もかなりの被害が出ています。

最大の困窮は三点です。

(1)合板
日本最大の生産量の「西北ベニア」の石巻工場が壊滅
この会社のシェアは35%であり、今後数年は生産の見通しは立たないので、被災地用仮設住宅にも影響が出ている
現在は海外の合板を調達するのに動いている

(2)断熱材
ほとんどのメーカーが生産中止に追い込まれている
今後どのメーカーから復旧するかだが、まだ不明

(3)サッシ
トステム、YKKの両者の工場が損壊
今後他の地域の工場から振り替えが可能かが勝負

(3')ガラス
サッシと一体のガラスが、特に旭硝子が壊滅状態
茨城の工場が在庫も壊滅状態で、製造ラインも損壊、復旧には2ヶ月以上を要する見通し


上記のように建築の基礎素材がほぼ全部対象となっていて、十分確認しながら工事に取り掛かるように指示しています。
ほかに関東圏は埼玉、茨城、栃木から福島にかけて物流基地と生産拠点が集中しています。
その物流基地にも被害影響が出ており、さらにガソリンの不足で思うように機能していない現状です。
今は計画停電で、生コンも手に入らない状況です。
それは停電が実施されるとプラントが途中で止まるとコンクリが固まってしまうので、その日は操業をしないようになります。
こんな影響があちこちに出てきて、地震には被害がなくても、停電により様々な業界に大きな影響が出てきています。
いずれにしても日本の経済は相当なダメージを受けることになり、ここは知恵を出して切り抜けていかないといけません。

これからも我々の業界の様子を不定期日記に載せることにします。
ニッポン ガンバレ!!!!


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